科学実験!キャラ弁用【青色薄焼き卵】の作り方!食用色素・デコふり青の代用おすすめ方法
キャラ弁を作る時に、一番困る色は青色です。
赤はケチャップ、黄色は卵などすぐに連想出来るものもありますが、
青色って・・・
なかなか作り方が想像出来ませんよね。
最近、ご飯の青色色付けにはデコふりというふりかけも売られています。
デコふりについては『→知らなきゃ損!簡単便利なキャラ弁ご飯の色付けふりかけ「デコふり」の特徴』をご覧ください。
この方法さえ知っていれば、アナ雪のドレスやマリオの目の色、戦隊のブルー系などに活用出来ます!
今回は食材の科学変化を利用した青色薄焼き卵の作り方をご紹介します。
青色を作るための食材と成分
青色系のパーツを作るために今回使用するのは、『紫いも粉』です。
スーパーのお菓子作りの食材のところに売られていない場合は、パンやお菓子作りの材料が多めに揃えられているお店を探してみてください。
原材料は紫いもです。(この商品の場合は鹿児島県産)
写真を見ると、紫色をしていますよね。
「これを混ぜても紫色になるだけじゃないの?」
そう疑問に思われると思いますが、この粉にあるものを混ぜることで色が変わるのです。
実際に色の変化が分かる実験をしてみましょう。
実験!実際に青色に変化させてみよう!
実験に使うものは、紫いも粉の他にレモン汁と卵の白身(卵白)です。
まずは紫いも粉を水に溶かします。
同じ濃度の紫いも水を2つ用意しました。
ここに数滴、レモン汁・卵白をそれぞれ入れてみます。
なんと!色が変化しました!!
この色の変化を使って青色薄焼き卵を作るのですが、なぜ色が変わったのでしょうか。
色が変化する理由
3つ並べて見ると色の変化がよく分かりますね。
レモン汁を入れた方は赤ピンク色に、卵白は濃い青紫色になりました。
実はこの実験、僕たちが小学生の頃に理科の実験で行ったことがあるものと同じ原理なんです。
「リトマス試験紙」って覚えていますか?
酸性のものにリトマス試験紙を付けるとオレンジ色・赤色
中性(pH7)のものにリトマス試験紙を付けると緑色
アルカリ性のものにリトマス試験紙を付けると青色・紫色
・レモンはpH2の酸性
・卵はpH9のアルカリ性
色の変化で酸性かアルカリ性か調べていたあの実験です。
実は、紫いも水もリトマス試験紙と同じことが起こって色が変化しています。
パッケージにも書かれている、「ポリフェノール(アントシアニン)」という成分。
このアントシアニンは植物の中にある色素で酸性では赤色、中性では紫色、アルカリ性では青色に変化します。
ポリフェノールってよく耳にしますよね。
ぶどうなどに含まれています。
ぶどうジュースでも同じ現象が起こるので、ぜひレモン汁を垂らすなど試してみてください。
他にも、紫キャベツの茹で汁でも同じように実験が出来ます。
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青色薄焼き卵の作り方
実験と青色を作る原理はここまでにして、ここからは実際に青色薄焼き卵を作っていきましょう。
ボールに卵1個分の卵白を入れよくかき混ぜます。
上手な薄焼き卵の作り方詳細は『→ダイソー100均グッズを使った薄焼き卵の作り方!誰でも簡単綺麗に作れるコツ(レンジ用&フライパン用)』をご覧ください。
白身を切るように混ぜていきます。
黄身が無いので泡立ちが良いです。
混ぜすぎてメレンゲになってしまわないよう注意しましょう。
泡は薄焼き卵を作る時の気泡ムラになるため、茶こしで取り除きます。
※最初の混ぜる過程で紫いもを入れても良いのですが、今回は見えやすいように一度泡切りをしています。
さらさらの卵白が出来ました。
ここに水に溶いた紫いも粉を少しずつ入れて行きます。
作るキャラ弁パーツの色味に合わせて青色の濃さを調整しましょう。
目玉焼きで卵白が白くなるように、焼くと白色が強調されて色が薄まります。
最後に“つなぎ”として水に溶いた小麦粉を入れます。
分量は「水・小さじ1/2」「小麦粉・小さじ1/4」くらい。
弱火で熱したフライパンに大さじ2程度の卵白を流し入れます。
蓋をして2分程度蒸し焼きにします。
キャラ弁用ブルーシートの出来上がりです。
弁当侍からひとこと
今回は着色料不使用で作る青色薄焼き卵の作り方をお伝えしました。
味は、正直「ん~」という感じなので、色付け用です。
食べても害がない安心はあります。
スライスチーズの上に乗せるなどすると食べやすくなると思いますが、もともと青色というのは食欲を減退させるので、あまり乱用はしない方が良いですね。
どうしてもキャラクターに必要な時に作ってみてください。
『→【ルパンブルー】キャラ弁の作り方!青色を簡単作るポイント<快盗戦隊ルパンレンジャー>』
ルパンブルーの顔パーツに使ってみました。